野村織物さんの久留米絣で作った半幅帯「コットンフラワー」あずきパープル
販売価格: 22,000円~24,000円
(税込: 24,200円~26,400円)
オプションにより価格が変わる場合もあります。
商品詳細
野村織物さんの久留米絣で作った半幅帯
「コットンフラワー」あずきパープル
緯絣で表現された「綿花」が
可愛く大胆に織り上げられた半幅帯。
細番手の糸で織り上げられた久留米絣は軽くて丈夫。
3.8mの帯はその重さで「約365g」と
手ぬぐい半幅帯に匹敵する軽さです。
帯の色は2配色
また野村織物さんは糸の染めの工程から
自社でしているので
色出しは社長自らが行っています。
色出しのセンスが素晴らしく
出来上がってきた色には
早速奥様が命名して下さいました。
緑色系が福岡県の名産でもある八女茶から
八女茶グリーンは以下のリンクよりご覧頂けます。
野村織物さんの久留米絣で作った半幅帯「コットンフラワー」八女茶グリーン
ほんのり赤みがかった紫系が
「あずきパープル」
メーカー:野村織物
素材:綿100%
帯の幅:約15cm
帯の長さ:3.8m/4.2m
そもそも絣とは
絣は図案を元に前もって染めた絣糸(かすりいと)を
経糸(たていと)か緯糸(よこいと)
またはその両方に使って織り
柄を表現する織物です。
このコットンフラワーは
緯糸(よこいと)に絣糸を使う
緯絣(よこがすり)という高度な技を使って表現されています。
緯絣は別名、絵絣とも言われ
曲線の多い絵柄を表現するのに適した技法です。
今回は八女茶グリーンに加えて
紫系のあずきパープルもお作り頂きました。
野村織物さんについて
野村織物さんは
福岡県にある久留米絣の織元。
2023年で創業125周年を迎える老舗です。
工房にはとても綺麗で
メンテナンスの行き届いた豊田自動織機がズラリと並びます。
もたはんは2022年11月に初めて
野村織物さんに伺ったのですが
そこで衝撃を受けました。
まず織物の産地としての活気。
野村織物さんは20名ほどの職人を抱えているのですが
その平均年齢は30代前半。
最も若い人で20代半ばだとお聞きしました。
これは着物業界の職人事情からすると
考えられないほど若く
若い人たちは久留米絣の職人に対する
「憧れ」をもって
野村織物さんに来ている方が多いそうです。
久留米絣の着物比率の低さ。
また野村織物さんの
久留米絣の生産に占める割合は
ざっくりと洋服関連が約7割で
小物など雑貨が2割。
そしてなんと着物は1割ほどなんだそうです。
久留米絣と言うからには
着物の比率がきっと高いだろうと思っていましたが
あまりにも低く驚きました。
近年、久留米絣のもんぺが見直され
ファッションとして
もんぺが人気なのは知っていましたが
まさかここまでとは思いませんでした。
産地の風通しの良さ
久留米絣では年に数回
久留米絣を盛り上げるイベントを
街全体で行っているそうなのですが
そこに出店するのは
・メーカー
・問屋
・生地の加工先
全てが一緒に出ているそうです。
つまりメーカーで作った生地を
問屋さんも販売して
その生地を加工して売っている人まで
ものづくりの川上から川下までが
一緒に久留米絣を盛り上げようとしてるという事。
この風通しの良さが
産地が今まで元気にあり続けている
理由の一つだと思います。
野村さんご家族の温かさ
そして最後に外せないのは
作り手である野村織物さんの温かさです。
社長である周太郎さんをはじめ
奥様のさやかさん。
そして可愛いお子さん達。
もたはんは常々ものづくりは
物の良さもさることながら
どういう人が
どういう思いで作っているのか
それが重要だと考えています。
そして後継がいて
長くお付き合いのできる関係性が
構築できるのかというところも見ています。
そのどちらにおいても野村織物さんは素晴らしく
久留米絣が好き。
野村織物が好き。
そしてそれを次代に繋いでいこうとする気持ちが
とても伝わってくる織元さんだと伺って感じました。
帯の取り扱いについて
帯の仕立ては富山県氷見市にあります
和裁専門の国内工場にて裁断・縫製しております。
帯芯にもこだわってお作りしており
「手洗い」でのお手入れも可能です。
商品仕様
素材 | 綿100% |
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帯の長さ | 3.8m/4.2m |
帯の幅 | 約15cm(4寸) |
生産地 | 日本 |