暑い季節も終わり!麻・綿麻着物の洗い方。
10月。
夜も寒くなってきましたね。
ほんの数日前まで暑かったのが嘘のようです。
こうなってくると
暑い季節にお世話になった麻や綿麻の着物達とは
お別れとなってきますね。
そこで今回はそんな「麻や綿麻の着物」の
ご家庭の洗濯機での洗い方を簡単にご紹介。
もたはんは今年も
藤井絞さんの綿麻の着物をはじめ
小千谷縮に大変お世話になりました。
全部洗濯機で一気に洗います。
たまに小千谷縮をドライクリーニングしている人も
見かけますが、ご自宅洗濯機が一番汚れを落としてくれますよ。
ドライクリーニングでは「汗汚れ」は落ちません。
その際に、衿元に汚れがないかしっかり確認。
あれば衿だけ先に「付け置き洗い」して汚れを落としましょう。
この一手間が来年のシミ汚れからあなたを救ってくれます。
洗う時は
洗濯ネットに入れて洗うのがよいでしょう。
着物用の洗濯ネットもありますが
シワにならないのは良くても
中の汚れが取れにくいという分かりやすい弱点があります。
100円均一のワイシャツ用のネットがお気に入りです。
ある程度中で動いた方が汚れが落ちやすいです。
僕はさすがに怖くてやってませんが
洗濯ネットに入れずに洗うのはオススメしません。
なぜなら和裁の縫製はそこまで強度が強くないので
洗濯中にほつれてしまう可能性もあるからです。
できれば洗濯ネットに入れましょう。
洗濯ネットへは簡単に畳んで(袖畳みなど)
突っ込んで下さい。
ここは雑でもいいです(笑)
洗剤はいつも使っている中性洗剤でOK!
この時は頂き物のアタック粉末タイプで洗いました。
洗剤の名前を聞かれると「アタック」と答えてしまう自分がいます。
今回は天気も良かったので一気に4着洗いました。
気持ちいい〜
なんとなく心配という方は
おしゃれ着洗いコースがあればそちらでどうぞ。
洗剤は中性洗剤でもドライ用のものでも大丈夫ですが
使える素材など
洗剤の注意点をよく確認してお使い下さい。
最後に
脱水は「1〜3分」でお願いします。
シワになりにくく
洗い上がりのシワも伸ばしやすくなります。
ハンガーも着物ハンガーである必要はありません。
普通のハンガーがベストです。
昔僕は着物ハンガーで外に干した際
着物が風をもろに受け飛ばされた経験があり
「もう着物ハンガーでは干すまい」
と思ったクチです。
ハンガーよりも大事なのは
陰干しです。
色ヤケ防止になりますので
陰干し大事ですよ。
もたはんは
「日陰」かつ「着物がつれる高さである」
という条件をクリアした
室内のカーテンレールに干しています(笑)
意外と丈夫ですが
ここは皆さん丈夫なカーテンレールを選んで
自己責任でお願い致します!
麻や綿麻はものの2時間ほどで乾いてしまいます。
乾いたら本畳みしてお片付け。
僕はさらに三つ折りしてコンパクトにして片付けますが
来年使う時に袖が曲がっている可能性は高いので
良い子はマネしないで下さい。
それでは暑い季節、世話になったな。
ありがとう。
また来年会おう!
以上、麻・綿麻着物の洗い方でした。
ご参考になれば幸いです。