「なんで着物じゃないんですか？」

こんな事を言われた経験はありますか？

大半の方はないんじゃないかと思いますが

着物のイメージが強いというか

着物のイメージしかない僕の場合

洋服を着ていると大概こう言われます。

「なんで着物じゃないんですか？」

これは相手をガッカリさせてしまっていたり

「着物じゃないもたはんなど、もたはんではない！」と思われてたり

一つもいい事がありません(涙)

もちろん何気なく言う方が多いのだと思います。

そこで言われた経験のある方は

「なんで今日に限って自分は着てないんだ」と

後悔の念に苛まれる事この上ない事でしょう。

僕はそうです(笑)

言った側にはなんの責任もなく

単純にこちら側の問題なので

本当に気にしないで下さい。

むしろこれを読んだ後であれば胸を張って

「なんで今日着物じゃないんだ(笑)」とイジって頂ければ結構です。

なんでこんな事を急に書き出したかというと

今朝の夢に以前ある方に言われた

「なんで着物じゃないんですか？」

が出てきたからです。

あるお酢の醸造所の社長に言われたのですが

その社長は本当にこだわり抜いてお酢を作っており

そのお酢をどんな人にどうやって使ってもらいたいかまで

徹底的に追求している方でした。

なぜその日着物を着ていなかったのかは

言い訳にしかならないので省略しますが

言われて自分にガッカリしたベスト５入りです。

僕のこれまでの基本的なスタンスは

着物も好きだけど洋服も好きというものです。

僕の今のタンスを見ると呆れられると思いますが

ほとんどドラえもんのTシャツです(笑)

洋服も買って年に２〜3着。ほとんど買いません。

本当に気に入ったものしか買いません。

でも薄々気づいてはいましたが

僕にとって着物じゃない時に良かった事は

「動きやすい、走りやすい」ぐらいの機能的な側面で

あとは圧倒的に着物を着ていた時の方が

いい出会い、面白い事が起こります。

あと少し、ほんの僅かですが貫禄も出ますしね(笑)

呉服屋が何言ってんねんと思われるかもしれませんが

洋服よりも着物の時の方が人生は面白い。

という事でこれからは積極的に

子どもの保育園の送り迎えから

着物で行きたいと思います！

「着物で送り迎え宣言」

早起きは欠かせません(笑)

取り止めのない文章になってしまいましたが

「なんで着物じゃないの？」からの

「なんで着物じゃなかったんだ」という

自己嫌悪からの脱却を望む呉服屋の駄文でした。

お付き合い頂きありがとうございました！！！