雨の日着物で悩まない!雨対策【素材編】

6月ももう終わりで梅雨真っ只中。

ジメジメして嫌だという人もいれば

ぼーっと雨を眺められるから梅雨が好き

なんて人もいて意見が分かれる梅雨。

ただ間違いなく言えるのは

「着物だと出かけにくい」

ということ。

 

 

今回は梅雨の時期でも

雨の日に楽しめる着物の素材について、

その特徴や利点を詳しくご紹介します。

適切な素材を選び、さらに雨対策を施すことで、

梅雨の時期でも安心して着物を楽しみましょう!

 

 

おすすめは「綿麻」「麻」「ポリエステル」

着物の雨対策|普段着きものもたはん

まず、梅雨時期におすすめの着物素材として、

綿麻(めんあさ)が挙げられます。

植物素材である綿麻は湿気に強く、

雨に濡れても乾きやすい特性を持っています。

 

 

また、お手入れも比較的簡単で、

普段着としても使いやすい素材です。

例えば、綿麻の着物は洗濯機で洗うことができるため、

雨に濡れてしまっても手軽にケアできます。

梅雨時期には特に重宝する素材です。

 

 

綿の糸と、麻の糸が使われているので

綿麻と呼ばれていますが

生地によってその割合が違うため

「綿○%・麻△%」など

品質表示や手触りを確認して購入するのがいいでしょう。

麻の割合が多いほどサラッとした風合いで

綿の割合が多いほど柔らかな風合いとなります。

 

 

次に、麻(あさ)の素材もおすすめです。

麻は通気性が良く、湿気を吸収しやすい特性があります。

そのため、梅雨時期の蒸し暑さにも対応でき、

快適に過ごせます。

 

 

麻の着物は風通しが良く、涼しげな見た目も魅力です。

例えば、麻の夏着物を着れば、

湿度の高い日でもさらっとした着心地を楽しむことができます。

 

 

麻100%のものは

購入する際の金額も高いため

家では洗えないというイメージをお持ちの方も多いです。

 

 

しかし、綿麻と同様ご自宅で洗えます。

手洗いや洗濯機、どちらでも洗えます。

ただシワになりやすいので

脱水は短めがおすすめです。

着物の雨対策|普段着きものもたはん

 

 

さらに、ポリエステルや合成繊維の着物も

梅雨時期に適しています。

これらの素材は水に濡れても型崩れしにくく、

お手入れが非常に簡単です。

特に耐水性や耐久性に優れており、

色移りしにくいのも利点です。

 

 

ポリエステルの着物は、

雨の日に着ても水はねをはじき、

汚れにくいという特徴があります。

例えば、雨の日に外出する際には、

ポリエステルの着物を選ぶことで、

安心して出かけられます。

 

 

夏物の絹もいいけど…

着物の雨対策|普段着きものもたはん

また、単衣や夏物の絹素材も

梅雨時期に適しています。

これらは涼やかな素材で、

蒸し暑い日にも他の絹物に比べて

快適に着用できます。

 

 

例えば、夏の本塩沢の着物は

シンプルなデザインが多く、

コーディネートしやすく

涼しげな印象を与え、

見た目にも爽やかです。

 

 

一方で、梅雨時期に特に避けた方が良い絹もあります。

例えば、縮緬(ちりめん)やお召しは雨に当たると

縮んでしまったり、水ジミになったり

梅雨時期の着用は控えた方が良いでしょう。

 

 

どうしても着たい場合は

撥水加工などのあるガード加工はおすすめです。

1万円前後と費用はかかりますが

濡れてからお直しする金額に比べたら

間違いなく安上がりです。

 

 

最後に、梅雨時期に着物を楽しむためには、

素材選びだけでなく、

適切な雨対策も重要です。

 

 

雨コートや草履の防水カバーを使用することで、

雨の日でも安心して着物を着ることができます。

雨コートは、着物の上から羽織ることで雨を防ぎ、

着物を守ってくれます。

 

 

素材は耐水性のあるポリエステルがおすすめ。

これらの素材選びと雨対策を組み合わせることで、

梅雨の時期でも快適に着物を楽しむことができます。

 

 

梅雨の季節を快適に過ごすために、

ぜひこれらのポイントを参考にしてみて下さい!

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