京都出張と村上隆展
6月は夏に向けた商品の追加と
お客様の注文品などの相談で京都へ。
メーカーや問屋さんを回っていると
同じ呉服屋仲間に会うことができるので
コミュニケーションの場にもなっています。
今回は6月にしては人出が少なかったので
逆にメーカーさんとしっかり話せ
博多の西村織物の西村社長や
ワタマサの渡邉社長と
博多帯のメーカー毎の違いや
白生地の現状のお話などできて
いい時間を過ごせました。
やはりいいものづくりをしていて
作っている人までいい人だったりすると
仕入れるのはもちろんのこと
オリジナルを作るなど
一緒にものづくりがしたくなりますね。
今回の京都ではもう一つ目的があり
それが現在、京都市京セラ美術館で開催中の
日本の現代アートの巨匠・村上隆さんの展覧会
京都市美術館90周年記念展で
スケールの大きな作品が多く展示され
大変見応えがありました。
特に池に設置された巨大な村上フラワーは
すごすぎて訳がわかりません(笑)
展示作品は会期に間に合わず
まだ未完で制作中のものもあり
作品には村上さんの出来なかった言い訳が添えられており
ユニークな人柄が伝わってきました。
またこの会を開くに際しての作品作りと
資金集めの苦労もカッコつけずに綴られているのもよかったです。
会場には海外の人が多くいて
村上さんの海外での評価の高さも感じられました。
着物を着ていたので
海外の人に何度か声をかけられたのも
久しぶりの感覚でした。
展示会に行ってみて
村上さんとは比べものにもなりませんが
ものづくりをする楽しさと苦労に関しては
とても親近感を覚えましたし
未完のままでも発表し
見る人と完成させていくやり方は
勉強にもなりました。
会期は今年の9月1日まで。
お近くの方はぜひ着物で!
きっと「なにこれ〜」ってなりますよ(笑)
それではもたはんは京都から
一路、博多を目指し
あの帯が織られ動いているところ見てきます!