心のゆくまで愛でて欲しい半幅帯「つばらつばら」

10月に入り、急激に気温が下がり
朝晩は布団被らないと眠れなくなってきました。
私は子ども達と一緒に寝ているのですが
子どもは体温が高いので
寒くなると子どもにくっついて暖を取っています(笑)
そんな10月は秋本番。
日中は過ごしやすい気温で
花粉症もないので
春よりも着物で過ごしやすい季節と言えます。
そんな季節に今ご紹介したいのが
ご存知の方も多いと思いますが
米沢織の半幅帯で、主に綿やウールで織られているので
ほっこりとした温かみのある帯です。
僕はこの帯の織りや配色もさることながら
「つばらつばら」というネーミングに惹かれました。
意味を調べると
万葉集にも登場するほど歴史のある言葉で
「しみじみと」や「心ゆくままに」と言った意味があります。
「名は体を表す」とでも言いましょうか
織り手は「心ゆくままに」織り
使い手は「心ゆくままに」この帯を締める。
まさに「つばらつばら」な帯と言えます。
一本一本配色が違い
配色が同じと言えども
糸の動きで違った帯に思えてしまう
そんな飽きのこない帯です。
着用期間としては
これからの季節から春まで締められます。
ウールの感じから夏にはちょっと見た目が暑いかなと。
どちらにせよ着用期間の長い帯といえます。
ぜひ「つばらつばら」にご覧頂ければ嬉しいです。
今回はその名前が好きな「つばらつばら」をご紹介しました。
最後まで読んで頂きありがとうございます!
皆さんの着物生活に素敵な出会いがありますように。