着物で心が開かれる話。

着物を着始める事で

心＝マインドが開かれていく人がいます。

着物は好き。

着物は着たい。

でも置かれた環境で

どうしても心を閉ざす場面が出てくる。

田舎などの地域性であったり

自分の人間関係であったり

それらが理由で

自分が着物が好きで着ているという事実を

少し恥ずかしいと思ってしまって

隠してしまうことありませんか？

僕はありました。

福井に帰ってきた時

大阪という都会では

多くの人に溶け込んで着物を自由に着ていたのに

いざ自分が生まれ育った土地に帰ってきて

着物を着てみると四面楚歌な気持ちになって

着るのをやめた時期がありました。

でもある人の「着たらいいじゃん」の一言で

単純にも着物を着るようになり

「人がどんな格好をしてたって自由でそれがいい」

と自分だけでなく、人に対してもそう思うようになりました。

これが心が開かれていくこと。

お客様には自分の見た目や、人の目を気にする人は多くいます。

それは田舎であれば特にその傾向は強いように思います。

でもそれは当然で別に悪いことではありません。

着物の好き嫌いも関係なくいます。

ただ、そのたがが外れて

自分の事はもちろん

他人の事に関して「それいいじゃん」と

ファッションだけでなく

内面的な思考に関しても

「寛容になっていくこと」は

確実に人生を豊かにします。

そのきっかけを「着物」が与えているという現場を

自分を含めこれまで何度も目撃してきました。

これは着物に携わる者の特権かもしれませんが

着物を通して

人の心が開かれていく瞬間を見るのが好きです。

最近そんな瞬間にまた出会ったので

文章にしてみました。

着物を着たことで

自分の人生がこう変わった！というエピソードがあれば

お気軽にいつでもお聞かせ下さいませ。