「必需品」と「心を豊かにするもの」
仕事でお付き合いのある方のブログで
これからの時代
「必需品」と「心を豊かにするもの」
物の流れがこの二つに大きく別れていくと
書かれていました。
なるほどなと思うと同時にこの
「心を豊かにするもの」
という言葉に改めて惹かれました。
「必需品」の対義語は「奢侈品(しゃしひん)」
いわゆる贅沢品です。
(※ここで一つ勘違いがあって
「必需品」の対義語を
「趣向品」と習っていた覚えがあったのですが
実はそうではなく「趣向品」は造語もしくは新語で
本来は「奢侈品」となるようです。
また一つ勉強になりました。)
ぜいたくと言われてしまうと心が痛みますが
心を豊かにすると言われれば胸を張れる。
言葉って捉え方、伝え方で全く違った感情になります。
私の着物人生において
ファーストステップであった会社では
入社研修で指導員の方が
「着物はいらないものです」
とバサッと言った事に対して
70名の新入社員が
一斉にガクッとなった瞬間が忘れられません。
もし「必需品ではありませんが心を豊かにするものです」と
伝えていたら辞めなかった同期も多かったでしょう(笑)
それほどに言葉の力は絶大です。
「着物は心を豊かにするもの」
この言葉を口にして
それを耳にするだけで
心が豊かになったような気がします。
着物はもちろんのこと
自分の「心を豊かにするもの」を大切に
日々を過ごしていきましょう。