僕が好きな「OLN」を紹介します。
今回は僕が好きな「OLN」さんを紹介します。
この時点で
この読み方、どこの何かまで分かる方はかなりの上級者。
そして知らなかった方はとってもラッキー。
また新たな扉が開けましたね。
「OLN」
読み方は「オルン」
群馬県桐生市にある桐生織の織元です。
「オルン」の意味は
「織るのか?」という意味の桐生弁で
「桐生の土地、文化を次の世代にも世界にも伝えたい」
という意味が込められているそうです。
「オルン」さんは
【井清(いのきよ)織物】という名前の会社で
井上さんご家族が営まれています。
最初の出会いは
東京で開催された
桐生織の求評会。
そこでようやくお会いする事ができ
確か2時間くらい会場で話込んでしまいました。
途中お客様が来られて何度か話を中断しながらも
なんで帯屋を継ぐ気になったのか?
この帯をどんな思いで作っているのか?
など根掘り葉掘り探偵の如く聞いてしまいました(笑)
ただその時間があったおかげで
今オルンさんが、オルンの作り出すものが
好きなんだと思います。
洗える半幅帯や
3mの短い角帯など
次々いろんなモノづくりをされるので
こちらも刺激になりました。
ジャガード織で作られる帯は
生地の魅力を最大限に引き出して
色、風合いが日々の生活に馴染む
まさに普段着に向いた帯。
僕自身も
3本ほどオルンさんの帯を持っていて
今でも大切に愛用しています。
持っている帯の中でも
「持つ喜びをくれる帯」となっています。
1本1本丁寧に作られる帯なので
数こそ多くはないですが
僕の仕事は
少しでも多くの方にオルンさんを知って頂く事。
一人でも多くの方に
手にとって頂き
明日からの着物生活の一部になれば嬉しいです。
より深くオルンさんを知りたいという方は
無印良品で売られている「日本の布4 著者:須藤玲子」に
丁寧に紹介されておりますのでご一読下さい。