着物ってなに?
前回の大阪の呉服屋さん時代の続きです。
最初は着慣れるまで、恥ずかしい気持ちもありましたが、慣れてくると仕事以外の普段でも着たくなりました。
まずは近所の行きつけの店に着物で行きました。
ちなみに当時大阪の中崎町という所に住んでいて、そのお店は「鉄板焼おっとう」というお店。
(豚いも玉というお好み焼きがオススメです)
そうしたら、全然知らない人が
「どうして着物なんですか?」と話しかけてきてくれるではありませんか!!
これは本当に衝撃的な体験で、着物が好きになった理由の一つです。
そもそも僕は人見知りです。(本当です)
なので自分から知らない人に話しかける事はほぼありません。
それが着物を着ると知らない人が勝手に自動で話しかけてきてくれる。
「お兄さんなんで着物なん?」
「今日どっかで祭りあるん?」
「着物持ってるから一度着てみたいんだよね~」
みんな日本人であれば心のどこかに「着物」があるんだな~と、この時すごく感じました。
そしてこんなに着物が着たいと思ってくれている人がいるんなら着物の未来も明るいじゃないかと。
呉服屋で当時働いていたけれど、呉服屋やってみようかなと思わせてくれたのは結局は着物のこの体験です。
いつどんな時も着物を着ていると、着物が人と出会わせてくれる。
着物が人生を開いていってくれる。
いろんなきっかけをくれる。
着物ってなに?
僕にとって着物は最強の「コミュニケーションツール」
人見知りの人にこそおすすめです。
最後に。
若女将と出会わせてくれたのも着物です(というのろけですw)