もたはんのオススメ本のご紹介「ほどよい量をつくる」

「ほどよい量をつくる」

これって結構難しい事なのだけど

仕事や生活全てのことに通じるな〜と思い

今回ご紹介させて頂きます。

 

 

僕は仕事柄、メーカーさんや作り手さんに

「こんなの作ってください」

「これもっとこうなりませんか〜」

「この量だとどれくらいでできますか〜」

などなどお願いをする立場にいます。

 

 

それに伴って

「どれくらいの量を」

「いくらで」

「いつまでに作るのか」

という事を常に考えながら注文しています。

 

 

ただこれが何度やっても難しい(苦笑)

多く作れば1個当たりのコストは安くなるけど余るんじゃないか。

少なくすれば欠品してまた作るのに時間がかかるんじゃないか(このパターン多い)。

いつも悩み考えながら作ってもらっています。

 

 

そんな中で読んだ「ほどよい量をつくる」という本。

この本は、甲斐かおりさんという方が書かれている本なのですが

この方とは実は福井に帰ってきた直後にご縁があり

それもあって気になり手に取った本でした。

 

 

今の時代は未だに

大量生産・大量消費が幅を利かせているというか

社会の中に当たり前に存在しています。

 

 

あるとついつい立ち寄りたくなってしまうコンビニ。

お手頃価格でコスパ抜群のアイテムが手に入るユニクロ。

これらは裏で食品ロスや、衣料品の廃棄など様々な問題をはらみつつ

多くの人々にとってなくてはならない存在でもあります。

僕もその一人で、ヒートテックステテコは確かに最高です。

 

 

ただ、こんな大量生産・大量消費の世の中において

「ほどよい量をつくる」という事が

これからは大切になってくると僕も思っています。

 

 

作り手、売り手、買い手、もしくは使い手が

ほどよく仲のいい関係を保ちながら

ほどよくものづくりの楽しみを共有しながら

ほどよい量を作っていく。

 

 

もたはんのものづくりの中でも

例えば手ぬぐい半幅帯などは近い存在だな〜と思っています。

 

 

「キャベツ畑で捕まえて」

作り手である喜多屋商店さんや

原案を考えてくれたふだん着物のtontonさん

売り手としての私たちもたはん

買い手である皆さんにも出来上がっていく過程を

余す事なくお伝えできていたと思っています。

 

 

 

その数は

帯のメーカーさんや大手の呉服屋さんが販売する数に比べれば

本当に少ない数だと思います。

でも、もたはんがみんなと向き合って

作り、伝えて、お売りするにはそういう意味では

「ほどよい量」なんだと思います。

 

 

僕はお客様に商品をお届けする際に

できる限り一言手紙やメッセージを添えて

お届けするようにしています。

接客をする仕事なので

どこかに僕たちの存在を感じてもらいたいという思いで書いています。

 

 

これができるかできないかも

僕たちにとってのほどよい量の目安になっています。

 

 

本の話からだいぶ逸れてしまいましたが

これからの「ほどよい」生き方、働き方について書かれている本なので

ぜひ興味のある方は読んでみて下さい。

洋服業界や本業界の話なども出てきて面白いですよ。

 

 

「ほどよい量をつくる」

著者:甲斐かおりさん

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