5月29日は呉服の日で幸福の日!
5月29日は呉服の日。
少し着物歴が長い方なら知っている方も多いかもしれません。
しかし!
朝起きて
自宅のAIスピーカーに
「アレクサ、おはよう」と言ったところ
「おはようございます。
今日は幸福の日です」
と言うではありませんか!
呉服の日
かつ
幸福の日なんて
縁起しか良くありませんね(笑)
さてそんな5月29日。
四代目は何をしていたかというと
桑畑にいました。
福井で唯一。
北陸でもおそらく唯一と言われる
絹を作るお蚕さんを育てている
養蚕(ようさん)農家さんにお邪魔していました!
僕は普段から木綿ば〜っか着てますが
呉服屋ですからやはり「絹」というものの道も
どうにかしていきたいなと思っています。
そこでご縁があって
こちらの養蚕農家さんにお邪魔して
卵から絹が作られるまでの工程を
約1ヶ月かけて拝見させてもらってます!
恥ずかしながら初めてみる養蚕の過程。
虫が苦手な僕は
きっと気持ち悪いのであろうと
決めつけていましたが
今日の2回目の時点で
すでにウニョウニョ動く彼らを
可愛く感じました(笑)
「気持ち悪いの無理!」という方もおられると思いますので
お写真は割愛させて頂きますね。
この写真も拡大すれば彼らに会えます(笑)
今回のお蚕見学会を企画した方は
今の時代、身につけるものはすでに出来上がっているもの。
絹がどういうところで
どういう人たちが作っているのかを知る機会のないまま
着る人がほとんどなので
少しでも知ってもらえればと企画したそうです。
日本は食糧自給率も低ければ
衣料の自給率もとても低い国になりました。
絹に至っては2021年現在で国内自給率は1〜2%。
今からそれを取り返してしていくのは
かなり厳しいですが
丁寧に暮らしの質を高めていく中で
ちょっとずつ自分たちのものにしていければいいですね。
もたはんから車で30分ほどのところですが
電波も届かない山の中で
楽しく暮らしている養蚕農家さんを見て
幸せな気持ちになった
呉服で幸福な1日でした。
いつかこの絹を身にまとえたらいいなと思います。